さいきんのわたしじじょう

去年

勉強以外になんの取り柄があるの

と聞かれて沈黙したわたし

勉強できるのが取り柄だなんて思ったこと一度もないんだけど
むしろ勉強には劣等感しか感じたことない
(上には上がいるのです それはもうたくさん)

でもそんなことどうでもよくて

「歌がある」

って言えなかった自分に苦笑

やっぱりまだ自信が持てないみたいだった


正月に帰ったとき
弟に言ってみた
「お姉ちゃん歌上手いから(だから応援しろ)」(どんな姉)

そのことを最近親に言ったらしい弟(余計なことを…！今度シメる)

母が別件の電話のついでに聞いてきた
「(弟の名前)がお姉ちゃんは歌が上手いって自分で言ってた、って言ったけど？」

歌の活動のことはまだ内緒にしておくつもりだったから
ヒヤッとして、てきとーに誤魔化そうとも思ったけど

「うん、上手いよ」

って言ってみた
勇気いった
言ったあと一瞬後悔したけど
ちょっと踏み出せた気がした

母は意表をつかれたらしかった
電話の向こうで戸惑ってた

否定はされなかったけど
とりあえず、信じてないみたいだった

…ホントにわたしの歌、聞いたことなかったみたいｗ

わたしの口から歌の話が出ること自体、驚きだったみたいで

…まあ、居ないときに歌うようにしてたしね
…無意識の鼻歌じゃわからんだろうしね

なんか、拍子抜けした
可笑しかった

親は子どものこと見てるようで見てないね

ホントになんも取り柄ないと思ってたんだなあ


「みえてないね(爽やかな笑顔)」
って言っておいた
性格の悪い娘だ


親はあの手この手でわたしを大学院に誘導しようとしてます

今年もバトル継続☆